旅行業界に未経験で転職できる?成功する4つのコツと会社の選び方を解説

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「旅行が好きだから、仕事にしたい」と思ったことはありませんか?でも未経験だと、どこから手をつければいいか分からないし、そもそも採用してもらえるのかも不安ですよね。

旅行業界は、資格がなくても・業界経験がなくても転職できる求人が多い業界です。この記事では、旅行業界への未経験転職を成功させるための4つのコツと、会社の種類・転職エージェントの選び方まで順を追って説明します。

目次

旅行業界は未経験でも転職できる

「旅行会社って、旅行の知識が豊富な人しか採用されないのでは?」と思っている人も多いはずです。でも実際はそうでもありません。接客・営業・事務など、さまざまな職種から転職してきた人が活躍している業界です。まずは「なぜ未経験でも入れるのか」を整理してみましょう。

資格がなくても応募できる求人が多い

旅行業界には「総合旅行業務取扱管理者」という国家資格があります。ただ、これは入社の必須条件ではなく、入社後に取得を目指す人が大半です。飲食業で言えば調理師免許のようなもので、持っていれば武器になりますが、ないと働けないわけではありません。

採用の場面では、資格よりも「人柄」「コミュニケーション力」「前職での経験」が重視されることが多いです。むしろ、旅行会社の面接官が気にしているのは「一緒に働けそうか」という点だったりします。資格がないことを理由に諦める必要はありません。

前職の接客・営業経験が活かせる

旅行会社の仕事は、顧客対応・商品提案・事務処理・クレーム対応など、幅広いスキルが求められます。つまり、業種を問わず「人と関わる仕事」をしてきた人なら、そのまま活かせる経験が多いということです。

たとえばホテルのフロント経験があれば接客力に、不動産営業の経験があれば提案力に繋がります。専門的な旅行知識は入社後のOJTや研修で補えるので、まず「自分の前職スキルが旅行業にどう使えるか」を整理することが第一歩です。

20代なら未経験歓迎の求人が豊富

特に20代であれば、未経験歓迎の求人は思っているよりたくさんあります。旅行業界は観光需要の回復やインバウンド需要の増加もあり、若い人材を積極的に採用しようとしている会社が増えています。

ただし30代以降になると、即戦力を求める傾向が強まるのも事実です。転職を考えているなら、早めに動き始めることが有利に働きます。「まだ早いかな」と思っているうちに、タイミングを逃してしまうケースも少なくありません。

旅行会社の種類と特徴

一口に「旅行会社」といっても、その業態は大きく異なります。それぞれで仕事内容も、求められる人物像も全然違います。会社の種類を把握しないまま応募すると、入社後に「思っていた仕事と違う」となりかねないので、まずここを押さえておきましょう。

総合旅行会社(JTB・HISなど)

JTBやHISに代表される総合旅行会社は、国内・海外の個人旅行から団体旅行・法人出張まで幅広く扱います。支店数も多く、BtoC(個人客)とBtoB(法人)の両方に関わる機会があるのが特徴です。

仕事の幅が広い分、接客・営業・企画・事務とさまざまな経験ができます。ただ、規模が大きいからこそ分業化されているケースも多く、「旅行のすべてに関わりたい」という人には少し物足りない場合もあります。まず旅行業界を広く経験してみたい人に向いている選択肢です。

OTA(オンライン旅行会社)

OTA(Online Travel Agent)は、店舗を持たずにWebやアプリ上で旅行を販売する会社です。ExpediaやBooking.comが代表的で、航空券・ホテル・レンタカーなどをオンラインで手配できます。

業務はカスタマーサポート・マーケティング・サイト運営・データ分析など多岐にわたります。前職でWebや広告運用に携わっていた人には親和性が高い職場です。旅行の知識よりも、ITリテラシーやデジタルマーケティングの経験が評価されやすいのがOTAの特徴です。

専門旅行会社・インハウス旅行会社

専門旅行会社は、スポーツ観戦ツアー・クルーズ・教育旅行・富裕層向けといった特定ジャンルに特化した会社です。中小規模が多いですが、特定分野への深い知識と提案力が武器になります。「この分野が好き」という軸がある人には刺さる職場です。

インハウス旅行会社は、大手企業や官公庁の社内・関連施設に常駐し、出張や研修旅行などを手配する会社です。主に法人向けのため、スピードと正確さが求められます。経営的に安定している会社が多く、ルーティン業務をきっちりこなしたい人に向いています

ホールセラー(旅行卸会社)

ホールセラーは、航空会社やホテルなどの旅行素材を仕入れて、旅行代理店に卸すBtoB型の会社です。一般消費者と直接関わることはほぼなく、交渉力・商品設計力・在庫管理スキルが中心になります。

表舞台には立ちませんが、旅行商品の品質を裏で支える重要な役割です。営業や交渉が得意で、数字の管理も苦にならないという人には面白い働き方ができます。

転職前に知っておきたいこと

旅行業界への転職を本気で考えるなら、「好き」だけで突き進まずに、現実的な部分も把握しておく必要があります。入社後に後悔しないためにも、ここで正直に整理しておきます。

給与水準は全業種平均よりやや低め

旅行業界の平均給与は、全産業の平均と比べるとやや低い傾向にあります。「好きを仕事にする代わりに、収入はそれほど高くない」という割り切りが必要な場面もあります。

ただし、会社の規模や職種によって差は大きく、OTAや法人営業職では比較的収入が高いケースもあります。給与だけで判断するのではなく、会社の規模・職種・福利厚生をセットで見ていくのが現実的な見方です。

大型連休は休みが取りにくい

GW・お盆・年末年始は、旅行業界にとって最繁忙期です。世間が休んでいるときほど、旅行会社のスタッフは忙しい。これは業態を問わずほぼ共通です。

家族や友人と長期休みを合わせたい人には、最初はギャップを感じるかもしれません。一方で、平日休みが取りやすいというメリットもあります。ライフスタイルと照らし合わせて考えてみてください。

体力が必要な場面も多い

添乗業務がある場合、長距離移動・早朝出発・深夜対応が連続することがあります。カウンターセールスでも、繁忙期は立ちっぱなしで対応し続けるケースも珍しくありません。

「旅行好き=体力がある」とも限らないので、仕事としての旅行業がどれだけ体を使うかは、事前にイメージしておいた方がいいです。

未経験転職を成功させる4つのコツ

未経験でも採用されている人は実際にいます。では、採用される人と見送られる人の差はどこにあるのか。4つのポイントを順番に押さえていきましょう。

コツ① 前職のスキルを旅行業の言葉に置き換える

職務経歴書に「接客経験あり」と書くだけでは弱いです。採用担当者が読んでいるのは、「この人のスキルがうちで使えるか」という視点です。つまり、旅行業の現場に引きつけた表現で書く必要があります

たとえば「飲食店のホールスタッフとして3年間、1日100名以上の対応をした」という経験があれば、「多忙な状況下でも顧客一人ひとりの要望に対応してきた接客力がある」という言葉に置き換えられます。事実は同じでも、読む人への刺さり方がまったく変わります。営業職なら達成率や前年比などの数字も積極的に書きましょう。

コツ② 入社前から業界・企業をしっかり調べる

「旅行会社に転職したい」という気持ちだけで面接に臨むと、答えが全部ふわっとしてしまいます。面接官が困るのは、募集要項以外を何も知らない状態の応募者です。

応募する会社については、少なくとも以下の5点は把握しておきましょう。

  • 会社概要・沿革
  • 社長メッセージ・企業理念
  • 取り扱っている旅行商品の特徴
  • 最近のニュースリリース
  • どんな客層をターゲットにしているか

BtoC型の旅行会社なら、自社サイトでどんな特集を打っているか、どのエリアの旅行に力を入れているかも確認しておくと会話が深まります。「御社のホームページを拝見して〜」という言葉が、面接の場で自然に出てくるようになると一気に印象が変わります。

コツ③ 志望動機を「旅行が好き」で止めない

「旅行が好きだから旅行会社で働きたい」は、正直ほとんどの応募者が言うことです。採用担当者はこれを聞き飽きています。そこで終わってしまうと、印象に残りません。

大事なのは、その先です。「なぜこの会社なのか」「入社してどんな仕事がしたいのか」「自分のどんな経験が活かせるのか」の3点がセットで言えると、志望動機として完成します。

「旅行好き」はあくまで入り口に過ぎない、と覚えておきましょう。面接官をワクワクさせるような話が出てきたとき、内定がグッと近づきます。転職理由もネガティブにならず、前向きに語れるよう整理しておくことが重要です。

コツ④ 転職エージェントを複数使う

旅行業界の求人は、大手の転職サイトに出ていないものも多いです。業界特化型のサービスを使うと、一般には出回らない非公開求人にたどり着けることがあります。

また、エージェントごとに得意な業界や保有求人が異なります。1社だけに絞ると選択肢が狭まるので、大手エージェントと業界特化型を組み合わせて登録しておくのが現実的な方法です。書類の添削・面接対策を無料でサポートしてもらえる点も、未経験転職では大きなメリットになります。

旅行業界で求められるスキル

旅行の知識が必要なのはもちろんですが、採用担当者が実際に見ているポイントはもう少し別のところにあります。未経験でも勝負できる部分と、あると有利な部分を整理します。

コミュニケーション力・接客スキル

旅行業は「人の思い出を作る仕事」でもあります。お客様の要望を聞き、最適なプランを提案し、不安を取り除く。この流れに必要なのは、まず話をしっかり聞ける力です。

接客経験のある人は、このスキルを職務経歴書や面接でしっかりアピールしてください。クレーム対応の経験があれば、それも積極的に話す価値があります。「人に向き合う力」は旅行業でほぼ全職種で使えるスキルです。

事務処理能力とマルチタスク対応

旅行の手配業務は細かい作業の連続です。フライトの変更、ホテルのアップグレード対応、書類の作成など、同時並行で複数の案件を管理しなければならない場面も多くあります。

前職で事務処理や複数プロジェクトの管理をしていた経験は、旅行業の現場でそのまま役立ちます。正確さとスピードのバランスが取れる人は、どの業態でも重宝されます。

語学力があると有利なケース

海外旅行部門やインバウンド(訪日旅行)を扱う会社では、英語力がそのまま武器になります。日常会話レベルでも、英語が話せるだけで仕事の幅が大きく広がります。

ただし、語学力は必須ではない求人も多いです。TOEICのスコアがあれば書類に書いておく程度でOKで、語学力がないから旅行業界を諦める必要はまったくありません。

転職活動の進め方

旅行会社への転職活動は、流れを理解しているかどうかで通過率がかなり変わります。書類・面接・資格の3つをどう考えるべきか、それぞれ見ていきます。

書類選考を通過するポイント

まず、履歴書はパソコン作成で問題ありません。手書きが必須という慣習はほぼなくなっています。一方で、応募する企業に合わせて志望動機を毎回書き直すことは必須です。使い回しはすぐにわかります。

職務経歴書では、「いつ」「どんな立場で」「何をしたか」を具体的に書きます。営業職の経験がある人は達成率や前年比などの数字を必ず入れましょう。事務職でも、「何件処理したか」「何を改善したか」など数値に落とせるものは積極的に活用してください。採用担当者は毎日大量の書類を見ています。パッと見てわかりやすい構成を心がけましょう。

面接で押さえておきたいこと

面接官が一番困るのは、覚えてきた文章を読み上げるような話し方です。多少噛んでも構いません。自分の言葉で、感情を込めて話すことを意識してください。

面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれたら、必ず質問しましょう。「特にありません」は興味がないと受け取られることがあります。「社内での職種異動制度はありますか?」「資格取得への支援制度はありますか?」のような前向きな質問は、旅行会社の採用担当者に好印象を与えやすいです。服装は業種・社風に関わらず、基本的にスーツが無難です。

旅行業務取扱管理者の資格は取るべき?

旅行業務取扱管理者には「国内」と「総合」の2種類があります。国内旅行のみ扱える国内資格と、海外旅行も扱える総合資格があり、各営業所に1名以上の有資格者が必要とされています。

転職前に取得できれば武器になりますが、必須ではなく入社後に取得するケースが多いのが実情です。「資格を取ってから転職」と考えて動き出しが遅くなるより、まず転職活動を始めながら資格勉強を並行させる方が効率的です。

転職エージェントの選び方

未経験からの転職では、エージェントの使い方が合否に直結することもあります。大手と業界特化型を組み合わせて使うのが基本ですが、それぞれの特徴を知った上で選ぶのが大切です。

リクルートエージェント

業界最大級の非公開求人を保有する総合転職エージェントです。専任アドバイザーが書類添削・面接対策・条件交渉まで対応してくれます。旅行業界に限らず幅広い求人を見比べたいときや、まず転職の全体像を把握したい段階に向いています。未経験転職のサポート実績も豊富です。

doda

求人サイトとエージェントが一体になったサービスで、自分のペースで求人を探しながら、必要なときにエージェントのサポートを受けられる使い勝手のよさが特徴です。旅行・観光系の求人もカバーしており、総合型エージェントの中では使い勝手が良い選択肢のひとつです。

マイナビ転職AGENT

20代・第二新卒の転職に強く、未経験からのチャレンジを積極的に支援しているエージェントです。担当者との距離感が近く、相談しやすいと評判です。旅行業界への転職で悩みが多い人は、まずここで話を聞いてみるのもひとつの選択肢です。

旅行業界専門サイト「レジャリスト」

旅行会社の求人に特化した転職サービスで、業界経験者のキャリアアドバイザーが在籍しているのが強みです。旅行業界のリアルな事情を知ったうえでアドバイスをもらえるので、業界特有の疑問や不安を相談するのに向いています。大手エージェントと並行して使うと、求人の幅が広がります。

まとめ:旅行業界への未経験転職は、準備で差がつく

旅行業界は、資格がなくても・旅行の知識がゼロでも、前職の経験を活かして転職できる業界です。ただし「旅行が好き」という気持ちだけでは採用担当者の心は動きません。前職スキルを旅行業の言葉に置き換えること、志望動機を企業に合わせて作り込むことが、合否を分ける大きなポイントになります。

会社の種類を理解して自分に合った業態を選び、転職エージェントを複数活用しながら準備を進めてください。動き始めるタイミングが早いほど、選択肢は広がります。まずは登録だけでも、一歩踏み出してみてください。

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