※本記事にはプロモーションが含まれます
夜、翌日の打ち合わせに向けて Excel の表を整え、スライドの図形を一つずつそろえていると、考えるべき論点を残したまま時間が消えていきます。定時を過ぎても終わらないのを能力のせいにする前に、キーで済む操作をマウスでしていないかを見直す余地があります。
本記事では、コンサルの資料作成で扱う表の加工と集計、スライドの整形、ブラウザーでのリサーチに範囲を絞り、Windows と Mac の両方のキーを Microsoft・Apple・Google の公式ヘルプで確かめた50個を、用途別の表にまとめました。今日の作業で押す回数が多い操作から、2〜3個ずつ試してください。
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コンサルのショートカットは「4つの用途×50個」で覚える
コンサルの資料作成で使うショートカットは、Windows・Mac 共通の基本操作、Excel、PowerPoint、Chrome の4つの用途に分けると覚えやすくなります。本記事では公式ヘルプで Windows と Mac のキーを確認した50個を、この4分類で表にしました。
一覧を前にすると、何十個も覚えきれないと尻込みしがちです。全部を覚える必要はありません。用途で分けておけば、作業の途中で「この操作のキーは何だったか」を表から探せます。
| 用途 | 個数 | 速くなる作業 |
|---|---|---|
| 共通操作 | 9 | コピー・貼り付け、ウィンドウの切り替え、フォルダーの作成、画面ロック |
| Excel | 14 | 行や範囲の選択と削除、集計、値だけの貼り付け、シートやセルへの移動 |
| PowerPoint | 15 | 書式のコピー、複製とグループ化、文字の大きさと配置、置換 |
| Chrome | 12 | タブの操作、アドレスバー、ページ内検索、ブックマーク、履歴 |
表のキーは、次のルールで書いています。
- 「+」は同時に押す: Ctrl+C は、Ctrl を押したまま C を押します
- 「→」は順に押す: Alt→H→H は、Alt を押して離し、H、H と続けて押します
- Mac のキーの呼び方: 「⌘」は Command キー、「Option」は Windows の Alt に相当する位置のキーです。Mac 列の修飾キーは ⌘、Control、Option、Shift の順に書いています
- キーの割り当ての時点: 2026年10月時点の公式ヘルプの記載です。アプリのバージョンや設定によって変わることがあります
- 分類と使いどころ: 4つの分類と各表の「使いどころ」列は、公式ヘルプをもとに本記事で整理したものです
各表の出典は表の下に、URL は記事末尾の「出典」にまとめています。
覚える順番は、1日の作業で押す回数が多い操作から、用途ごとに2〜3個ずつがおすすめです。表は作業中に見返す前提で作っているので、ブックマークしておくと、マウスを使わない操作に切り替える途中で迷いにくくなります。
Windows・Mac 共通で使う基本操作9個
アプリをまたいで毎日使うのは、コピー・貼り付け・取り消しなどの編集操作と、ウィンドウの切り替え・フォルダーの作成・画面ロックです。Windows の Ctrl は Mac ではおおむね ⌘ に置き換わりますが、やり直しと画面ロックは別のキーになります。
すでに知っている操作ばかりに見えても、やり直しやウィンドウの切り替えをマウスで済ませているなら、まだ速くできる余地があります。
| # | 操作 | Windows | Mac | 使いどころ |
|---|---|---|---|---|
| 1 | コピー | Ctrl+C | ⌘+C | アプリ間の転記 |
| 2 | 切り取り | Ctrl+X | ⌘+X | アプリ間の転記 |
| 3 | 貼り付け | Ctrl+V | ⌘+V | アプリ間の転記 |
| 4 | 元に戻す | Ctrl+Z | ⌘+Z | 操作の取り消し |
| 5 | やり直し | Ctrl+Y | ⌘+Shift+Z | 取り消した操作の復帰 |
| 6 | すべて選択 | Ctrl+A | ⌘+A | 範囲の一括選択 |
| 7 | アプリ(ウィンドウ)の切り替え | Alt+Tab | ⌘+Tab | Excel と PowerPoint の往復 |
| 8 | 新しいフォルダーを作る | Ctrl+Shift+N(エクスプローラー) | ⌘+Shift+N(Finder) | 案件や版ごとのファイル整理 |
| 9 | 画面をロックする | Windows キー+L | ⌘+Control+Q | 席を離れるとき |
出典: Microsoft サポート「Windows のキーボード ショートカット」、Apple サポート「Macのキーボードショートカット」(2026年10月28日参照)。
一般論として、回数が多いのは #7 のアプリの切り替えです。Excel で出した数字を PowerPoint に貼る作業は、資料作成の中で何度も繰り返されます。#9 の画面ロックは、資料を開いたまま席を離れるときに、画面をそのままにしないための操作です。
Excel で表の加工と集計を速くする14個
Excel で時間を取り戻しやすい操作は、「行や範囲の選択と削除」「集計」「形式を選択して貼り付け」「シートやセルへの移動」の4種類です。Windows 版では Alt キーでリボンの機能を呼び出せるため、ショートカットが割り当てられていない操作もキーだけで実行できます。
行を消す、範囲を選ぶ、値だけを貼る。そのたびにマウスに手が伸びるもどかしさは、表を扱う時間が長いほど積み重なります。表の作業は回数が多いぶん、キーに置き換えたときに取り戻せる時間も大きくなります。
| # | 操作 | Windows | Mac | 使いどころ |
|---|---|---|---|---|
| 10 | 行全体を選択 | Shift+Space | Shift+Space | 不要な行を選んで消す前に使う |
| 11 | データ範囲の端まで選択 | Ctrl+Shift+方向キー | ⌘+Shift+方向キー | 集計する範囲をまとめて選ぶ |
| 12 | セルの削除 | Ctrl+−(マイナス) | ⌘+−(または Control+−) | #10 で行を選んでから使う |
| 13 | オートSUM | Alt+= | ⌘+Shift+T | 列や行の合計を出す |
| 14 | 形式を選択して貼り付け(ダイアログを開く) | Ctrl+Alt+V | ⌘+Control+V | 値だけ・書式だけを貼る(下の解説) |
| 15 | 選択範囲に同じ値を一括入力 | Ctrl+Enter | ⌘+Return(または Control+Return) | 複数のセルに同じ数式や区分を入れる |
| 16 | セルの書式設定 | Ctrl+1 | ⌘+1 | 桁区切りや%などの表示形式を変える |
| 17 | 外枠の罫線を引く | Ctrl+Shift+& | ⌘+Option+0 | 表の囲みを付ける |
| 18 | セルを編集する | F2 | F2 | 数式の中身を確かめる |
| 19 | 数式を表示する | Ctrl+`(バッククォート) | Control+`(バッククォート) | 表全体の数式をまとめて点検する |
| 20 | ジャンプ | F5 | Control+G(または F5) | 離れたセルや名前付きの範囲へ移る |
| 21 | 次のシートへ移動 | Ctrl+PageDown | Option+→ | 複数シートの集計表を見比べる |
| 22 | 名前を付けて保存 | F12 | ⌘+Shift+S | 版を分けて保存する |
| 23 | 今日の日付を入力 | Ctrl+; | Control+; | 更新日を入れる |
出典: Microsoft サポート「Excel のキーボード ショートカット」の Windows 版と macOS 版の記載(2026年10月28日参照)。
Alt キーでリボンを操作する(Windows 版)
Alt キーを押すと、リボンのタブやボタンに「キー ヒント」と呼ばれる英字が表示されます。その英字を順に押すと機能を実行できます(Microsoft サポート「キーボードでリボンを操作する」)。Ctrl を使うショートカットとの違いは、同時に押すのではなく「順に押す」点です。
手順は次のとおりです。
- Alt を押して離す
- 開きたいタブの英字を押す(H はホーム、N は挿入。ピボットテーブルやグラフは挿入タブにある)
- 表示されたボタンの英字を押す
- 間違えたときは Esc で一つ前のキー ヒントに戻り、Alt でキー ヒントの表示を取り消す
公式の一覧に載っている並びの例です。
- 塗りつぶしの色: Alt→H→H
- 罫線: Alt→H→B
- 挿入タブを開く: Alt→N
- 表示タブを開く: Alt→W
押す英字は画面に出るので、並びを丸暗記する必要はありません。よく使う機能ほど指が並びを覚え、画面を見なくても押せるようになっていきます。この操作は Windows 版のもので、50個の表には数えていません。
形式を選択して貼り付けで「値だけ」「書式だけ」を貼る
計算式や書式を持ち込まずに数字だけを貼りたいときは、形式を選択して貼り付けのダイアログを開き、貼り付ける内容を選びます。
Windows 版の手順は次のとおりです(Microsoft サポート「Excel のキーボード ショートカット」)。
- 貼り付けたい範囲をコピーする(Ctrl+C)
- 貼り付け先を選び、Ctrl+Alt+V でダイアログを開く
- 貼り付ける内容のキーを押す(V=値、T=書式、F=数式、W=列幅)
- Enter で確定する
Mac 版では ⌘+Control+V でダイアログを開き、一覧から貼り付ける内容を選びます。
一般論として、この操作が効くのは、別のブックで出した集計結果を自分の表に数字として貼るときです。体裁の違う表から値だけを持ってくれば、貼り付け先の書式を崩さずに済みます。
Alt キーの操作と貼り付けに慣れたら、関数やピボットテーブルまで含めた Excel の学び方で基礎から学び直すと、表の作業はさらに速くなります。
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PowerPoint で図形と文字の整形を速くする15個
PowerPoint で時間がかかるのは、図形の複製とグループ化、書式・文字サイズ・配置をそろえる作業です。書式のコピー(Ctrl+Shift+C)と貼り付け(Ctrl+Shift+V)を使うと、同じ体裁をマウスで一つずつ設定し直す手間がなくなります。
図形の位置や文字の大きさをそろえるだけで夜が終わる。PowerPoint の資料作成でそう感じているなら、体裁はキーに任せて、中身に時間を回せます。
| # | 操作 | Windows | Mac | 使いどころ |
|---|---|---|---|---|
| 24 | 新しいスライドを挿入 | Ctrl+M | ⌘+Shift+N | 論点ごとにスライドを足す |
| 25 | 書式をコピー | Ctrl+Shift+C | ⌘+Shift+C | 整えた図形の体裁を写す |
| 26 | 書式を貼り付け | Ctrl+Shift+V | ⌘+Shift+V | #25 で写した体裁をほかの図形に当てる |
| 27 | 図形などを複製 | Ctrl+D | Control+D | 整えた図形を同じ体裁のまま増やす |
| 28 | グループ化 | Ctrl+G | ⌘+Option+G | 図と説明文をまとめて動かす |
| 29 | グループ解除 | Ctrl+Shift+G | ⌘+Option+Shift+G | まとめた図形を個別に直す |
| 30 | 文字を大きくする | Ctrl+Shift+> | ⌘+Shift+> | 見出しの文字を段階的に大きくする |
| 31 | 文字を小さくする | Ctrl+Shift+< | ⌘+Shift+< | 注記の文字を段階的に小さくする |
| 32 | 段落を左揃え | Ctrl+L | ⌘+L | 本文の配置をそろえる |
| 33 | 段落を中央揃え | Ctrl+E | ⌘+E | 図形の中の文字を中央にそろえる |
| 34 | 段落を右揃え | Ctrl+R | ⌘+R | 数字や出典の位置をそろえる |
| 35 | 形式を選択して貼り付け | Ctrl+Alt+V | ⌘+Control+V | Excel の表を図や値として貼る |
| 36 | 置換 | Ctrl+H | ⌘+Shift+H | 資料全体の用語の表記をそろえる |
| 37 | ガイドの表示・非表示 | Alt+F9 | ⌘+Control+Option+G | 図形の位置をそろえる目安を出す |
| 38 | スライドショーを開始 | F5 | ⌘+Shift+Return | 通しで見て流れを確かめる |
出典: Microsoft サポート「キーボード ショートカットを使用して PowerPoint プレゼンテーションを作成する」の Windows 版と macOS 版の記載(2026年10月28日参照)。
書式のコピーと複製で体裁をそろえる
体裁は一つの図形で決め、それを写して増やすと、スライド全体の見た目がそろいます。
- 枠線・塗りつぶし・文字の大きさを整えた図形を一つ作る
- その図形を #27 の複製で増やす(Mac は ⌘+D ではなく Control+D)
- 体裁を合わせたい既存の図形があるときは、整えた図形を選んで #25 の書式のコピーを押す
- 合わせたい図形を選び、#26 の書式の貼り付けを押す
文字の大きさは、#30・#31 で段階的に変えると、数値を打ち直さずにスライド間でそろえやすくなります。
図形の整列は Alt キーのキー ヒントで呼び出す(Windows 版)
図形の左揃えや上下中央揃えなどの整列は、Excel と同じく Alt を押し、ホームタブのキー ヒントを順にたどって実行します。押す英字は画面に表示されるので、それを見ながら進めてください。
整列したい図形は、Tab で次の図形、Shift+Tab で前の図形に選択を移して選べます(Microsoft サポートの PowerPoint のショートカット一覧)。マウスで小さな図形を一つずつクリックするより、選び間違いが減ります。
Chrome でリサーチのタブ操作を速くする12個
リサーチで効くのは、タブの開閉・移動と、アドレスバー・ページ内検索・ブックマーク・履歴の呼び出しです。うっかり閉じたタブは Ctrl+Shift+T(Mac は ⌘+Shift+T)で開き直せます。
調べものをしているうちにタブが20も30も開き、どれがどの情報だったか分からなくなる。情報収集の時間の一部は、こうしたタブを探す時間に消えています。
| # | 操作 | Windows | Mac | 使いどころ |
|---|---|---|---|---|
| 39 | 新しいタブを開く | Ctrl+T | ⌘+T | 調べる語ごとにタブを分ける |
| 40 | タブを閉じる | Ctrl+W | ⌘+W | 読み終えたタブを片付ける |
| 41 | 閉じたタブを開き直す | Ctrl+Shift+T | ⌘+Shift+T | 閉じすぎたタブを戻す |
| 42 | 次のタブへ | Ctrl+Tab | ⌘+Option+→ | 隣の資料を見比べる |
| 43 | 前のタブへ | Ctrl+Shift+Tab | ⌘+Option+← | 一つ前の資料に戻る |
| 44 | 1〜8番目のタブへ | Ctrl+1〜Ctrl+8 | ⌘+1〜⌘+8 | 左端に置いた資料へ移る |
| 45 | 右端(最後)のタブへ | Ctrl+9 | ⌘+9 | タブバーの右端にあるタブへ移る |
| 46 | アドレスバーへ移動 | Ctrl+L(または Alt+D、F6) | ⌘+L | 次の検索語をすぐ打つ |
| 47 | ページ内を検索 | Ctrl+F | ⌘+F | 長いレポートから数字を探す |
| 48 | 今のページをブックマークに追加 | Ctrl+D | ⌘+D | 出典に使うページを残す |
| 49 | 履歴を開く | Ctrl+H | ⌘+Y | 前に見たページを探し直す |
| 50 | 前のページに戻る | Alt+← | ⌘+[、または ⌘+← | 検索結果の一覧に戻る |
出典: Google Chrome ヘルプ「Chrome のキーボード ショートカット」(2026年10月28日参照)。
Windows の Alt+D は、エクスプローラーのアドレスバーに移る操作としても使えます(Microsoft サポート「Windows のキーボード ショートカット」)。資料を保存したフォルダーの場所をコピーして共有したいときにも同じキーで済みます。
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Windows と Mac で操作が違うところ
多くは Windows の Ctrl を Mac の ⌘ に置き換えれば動きますが、別のキーになる操作と、Mac でも Control のまま使う操作があります。Mac で F2 などのファンクションキーが効かないときは、fn キーを一緒に押すか、ファンクションキーの設定を確認します。
会社では Windows、自宅では Mac を使う人も、その逆の人もいます。同じキーを押したのに何も起きないと、覚えたはずの操作に自信がなくなります。違いは区分で押さえておくと迷いません。
| 区分 | 例(Windows → Mac) |
|---|---|
| Ctrl を ⌘ に置き換えれば動く | コピー Ctrl+C → ⌘+C、書式のコピー Ctrl+Shift+C → ⌘+Shift+C、新しいタブ Ctrl+T → ⌘+T |
| 置き換えるだけでは動かない | 新しいスライド Ctrl+M → ⌘+Shift+N、グループ化 Ctrl+G → ⌘+Option+G、置換 Ctrl+H → ⌘+Shift+H、オートSUM Alt+= → ⌘+Shift+T、Chrome の履歴 Ctrl+H → ⌘+Y、次のタブ Ctrl+Tab → ⌘+Option+→ |
| Mac でも Control のまま | Excel の数式の表示 Ctrl+` → Control+`、Excel の今日の日付 Ctrl+; → Control+;、PowerPoint の複製 Ctrl+D → Control+D |
Excel の macOS 版のショートカット一覧には、注記があります。Windows の一部のキーが、macOS 標準のショートカットと競合するという内容です(Microsoft サポート「Excel のキーボード ショートカット」)。Windows のキーをそのまま Mac で押すと、Excel ではなく Mac 側の機能が動くことがあるのは、このためです。
Mac で F2・F4 などが効かないとき
Mac では、キーボードの最上段の列が、既定では画面の明るさや音量などの機能に割り当てられています。F2 などを Excel の操作として使うには、fn キー(地球儀キー)を押しながら F2 などを押します。
常に F1、F2 などとして使いたい場合は、システム設定の[キーボード]→[キーボードショートカット]→[ファンクションキー]で「F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」をオンにします(macOS Ventura 以降。Apple サポート「Macでファンクションキーを使う方法」)。
表の #18 にあるセルの編集(F2)が Mac で効かないときは、まずこの設定を確かめてください。
キーボードの配列で記号キーの位置が変わる
「+」「<」「>」「&」など記号を含むキーは、使っているキーボードの配列によって押す位置が異なります。表のとおりに押しても動かないときは、その記号を入力するときに押しているキーの組み合わせを確かめると、原因が分かりやすくなります。
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ショートカットで浮いた時間を「論点を考える時間」に回す
ショートカットで短くできるのは操作の時間で、資料の価値を決めるのはどの論点を解き、どんな仮説を示すかです。一般論として、操作で浮いた時間を論点の整理や仮説の検証に回せる人ほど、任される仕事の幅が広がりやすくなります。
手が速くなっても、評価がすぐに変わるとは限りません。差がつくのは、浮いた時間の使い方です。作業の時間が減れば、その分を考える時間に回すことも、残業を減らして早く帰ることもできます。
浮いた時間の使い道として、本記事ではまず次の3つを挙げます。
- スライドを作る前に、論点と結論を1枚に書き出す: 手を動かす前に、資料で何を言うかを決めます
- 表を整える前に、「この数字で何を言うか」を決める: 整える表と、整えなくていい表を分けます
- 途中段階で上司に見せて、方向を確かめる: 作り込んだあとの手戻りを減らします
一般論として、コンサルの仕事は職位が上がるにつれて、作業を担う立場から、論点を立てて結論に責任を持つ立場へと役割が移っていきます。マネージャーからシニアマネージャーへ上がると役割がどう変わるかは、シニアマネージャーの役割とマネージャーとの違いで整理しています。
手元を速くしても帰る時間が変わらないなら、時間を取っているのは操作ではなく、抱えている案件の量や進め方なのかもしれません。今の手元の速さは、次の役割に進むための土台になります。そのとき、今の環境で扱える案件のままでよいのかを考えることも、浮いた時間の使い道になります。他業界からコンサルを目指している人にとっても、資料を速く整えられる手は、論点を考える時間を確保するための準備になります。
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コンサル転職を考えるなら、コンサル領域に特化した転職エージェントに相談する
今のファームで扱う案件や役割を変えたいとき、また他業界からコンサルを目指すときは、ファームごとの案件や文化の違いに詳しい、コンサル領域に特化した転職エージェントに相談するのがおすすめです。転職するかどうかを決める前に、選択肢を知るために話を聞く使い方もあります。
アサインされる案件の幅に限界を感じる。ほかのファームがどんな案件を扱い、どんな文化なのかが外からは分からない。他業界からコンサルを目指したいが、選考の進め方が見えない。こうしたもやもやは、一人で求人を眺めているだけでは解けにくいものです。
コンサル転職で事前に知っておきたいこと
一般論として、コンサルファームの中途選考では、ケース面接のように思考の過程を見る選考が行われることがあります。また、ファームごとに得意な領域や働き方が違うため、求人票の文面だけでは比べにくいのが実情です。外資系と日系、戦略系と IT 系といった違いも、実際の案件の話を聞いて初めて見えてくることが少なくありません。他業界から移る場合の進め方は、未経験から外資系(コンサルを含む)に移る方法にまとめています。
そもそもエージェントを使うかどうかで迷っている場合は、先に転職エージェントを使うべきかの判断軸を確かめておくと、相談先を選びやすくなります。
状況別の相談先の選び方
相談先は、今どの状況にいるかで選ぶと迷いにくくなります。
| 状況 | 相談先の例 | 確認すること |
|---|---|---|
| コンサル・IT の領域で、ほかのファームや事業会社への転職も含めて選択肢を見たい | AXIS Agent(アクシスエージェント) | 自分の経歴が対象になるか |
| 他業界からコンサルを目指したい | まず未経験から外資系(コンサルを含む)に移る方法で進め方をつかむ | 応募までの進め方 |
| コンサルに限らず、キャリアプランを立てるところから転職を考えたい | ASSIGN AGENT(アサインエージェント) | 自分の経歴が対象になるか |
| 転職するかどうかの前に、やりたいことを整理したい | キャリナビ | 面談の進め方 |
| 大阪など関西のファームを志望している | sXars(シクサーズ) | 希望の勤務地が対象か(広告主の案内では、大阪のほか東京・名古屋・福岡・札幌) |
| エージェントを使うかどうかから考えたい | 転職エージェントを使うべきかの判断軸 | 自分に合う使い方 |
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よくある質問
ショートカットについて、よくある疑問を5つまとめました。
Mac でも Windows と同じショートカットは使えますか
多くは Ctrl を ⌘ に置き換えれば動きますが、別のキーになる操作もあります。PowerPoint の新しいスライド(⌘+Shift+N)やグループ化(⌘+Option+G)、Chrome の履歴(⌘+Y)がその例です。本記事の表の Mac 列は、Microsoft・Apple・Google の公式ヘルプの記載に合わせています。
Mac の Excel で F4 を押しても絶対参照に切り替わらないのはなぜですか
Mac では、一番上のキーの列が、既定では音量や画面の明るさなどの機能に割り当てられているため、F4 だけを押すと Mac 側の機能が動きます。fn キー(地球儀キー)を押しながら F4 を押してください。または、「F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」の設定をオンにします(Apple サポート「Macでファンクションキーを使う方法」)。Excel for Mac では、⌘+T でも参照を切り替えられます(Microsoft サポート「Excel のキーボード ショートカット」)。
Alt キーのリボン操作は、押すキーを全部覚える必要がありますか
覚える必要はありません。Alt を押すと画面にキー ヒントの英字が表示されるので、それを順に押せば実行できます。よく使う並び(塗りつぶしの色の Alt→H→H など)だけ手元にメモしておくと、画面を見る回数が減ります。
Excel で値だけを貼り付けるショートカットはありますか
Windows 版では、Ctrl+Alt+V で形式を選択して貼り付けのダイアログを開き、V を押して Enter で値だけを貼り付けられます。Mac 版では ⌘+Control+V でダイアログを開き、「値」を選びます(Microsoft サポート「Excel のキーボード ショートカット」)。
ショートカットはいくつくらい覚えればいいですか
数を目標にするより、1日の作業で回数が多い操作から、用途ごとに2〜3個ずつ覚える方法をおすすめします。表を手元に置き、使うたびに見返すと、自然に手が覚えていきます。
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まとめ
コンサルの資料作成で使うショートカットは、共通操作・Excel・PowerPoint・Chrome の4つに分け、回数の多い操作から覚えると定着しやすくなります。Mac では表の Mac 列のキーを使い、Ctrl を ⌘ に置き換えるだけでは動かない操作に注意します。
- 共通操作: アプリの切り替え(Alt+Tab / ⌘+Tab)で、Excel と PowerPoint の往復を速くします
- Excel: 行や範囲の選択、オートSUM、形式を選択して貼り付けで、表の加工と集計の手数を減らします
- PowerPoint: 書式のコピーと貼り付け、複製とグループ化、文字サイズの段階的な変更で、体裁をそろえます
- Chrome: タブの操作と、閉じたタブの開き直しで、リサーチ中の迷子を防ぎます
次の一歩は、今日の作業で3つだけ試すことです。オートSUM(#13)、書式のコピーと貼り付け(#25・#26)、閉じたタブを開き直す(#41)を、マウスの代わりに使ってみてください。手元が速くなった先で扱う案件を変えたいと感じたら、コンサル領域に特化した転職エージェントに相談することも選択肢に入れておくと、次の動き方が見えやすくなります。
出典
- Microsoft サポート「Windows のキーボード ショートカット」 https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-のキーボード-ショートカット-dcc61a57-8ff0-cffe-9796-cb9706c75eec 2026年10月28日参照(#1〜9 の Windows、Alt+D)
- Apple サポート「Macのキーボードショートカット」 https://support.apple.com/ja-jp/102650 2026年10月28日参照(#1〜9 の Mac)
- Microsoft サポート「Excel のキーボード ショートカット」(Windows 版・macOS 版) https://support.microsoft.com/ja-jp/office/excel-のキーボード-ショートカット-1798d9d5-842a-42b8-9c99-9b7213f0040f 2026年10月28日参照(#10〜23、形式を選択して貼り付けのダイアログ内キー、Alt→H→H/Alt→H→B、macOS との競合の注記、Excel for Mac の参照の切り替え)
- Microsoft サポート「キーボード ショートカットを使用して PowerPoint プレゼンテーションを作成する」(Windows 版・macOS 版) https://support.microsoft.com/ja-jp/office/powerpoint-のキーボード-ショートカット-ebb3d20e-dcd4-444f-a38e-bb5c5ed180f4 2026年10月28日参照(#24〜38、Tab/Shift+Tab での図形選択)
- Microsoft サポート「キーボードでリボンを操作する」 https://support.microsoft.com/ja-jp/office/954cd3f7-2f77-4983-978d-c09b20e31f0e 2026年10月28日参照(キー ヒント、Esc/Alt での取り消し)
- Apple サポート「Macでファンクションキーを使う方法」 https://support.apple.com/ja-jp/102439 2026年10月28日参照(fn キー、標準のファンクションキーとして使う設定)
- Google Chrome ヘルプ「Chrome のキーボード ショートカット」 https://support.google.com/chrome/answer/157179?hl=ja 2026年10月28日参照(#39〜50)

