営業から事務職に転職!理由の伝え方は?2つの書き方と例文を紹介!

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「営業が辛い」「事務職に転職したい」——そう思いながらも、面接でどう伝えればいいか分からなくて一歩踏み出せない、という人は多いはずです。本音は言えないし、ポジティブに言い換えようとすると嘘くさくなる。そのジレンマ、よく分かります。

この記事では、営業から事務職への転職を考えている人に向けて、よくある転職理由の本音パターンと、それを履歴書・面接それぞれで使える言葉に変換する方法を紹介します。例文もそのまま使えるものを用意しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

営業から事務職に転職したい本音ランキング

転職理由は人それぞれに見えて、実は似通っています。まず「自分だけじゃない」と知ることが、言葉を整理するスタートになります。よくある本音を4つに絞って紹介します。

ノルマ・数字のプレッシャーが限界

毎月リセットされる売上目標、未達のたびに積み重なるプレッシャー。「結果を出せない自分がダメなのか」と思い始めたら、それはもうかなり限界に近い状態です。

これは能力の問題ではなく、そもそも数字で評価される環境が合っていないというだけ。事務職はノルマが発生しにくく、「正確に仕事をこなすこと」が評価の軸になります。プレッシャーの種類が根本的に違うので、向き不向きが分かれるのは当然のことです。

外回りで体が続かない

移動が多い、天候に左右される、アポが入るたびに予定が崩れる。営業の外回りは体力だけでなく、精神的なスタミナも削られます。「もっと腰を据えて仕事したい」という感覚は、働き方の希望として真っ当です。

事務職はデスクワーク中心で、業務の予測が立てやすいのが特徴です。体への負荷を減らしたい人にとって、環境の変化はそれだけで大きな意味を持ちます。

安定した職場で長く働きたい

結婚、育児、介護など、プライベートの変化が近づいてきたとき、「このまま営業でいいのか」と考えるのは自然なことです。不規則な残業や突発対応が続くと、将来の生活設計が立てにくくなります。

定時退社がしやすく、年間の業務量が安定している事務職は、長期的なキャリアを描きやすい職種のひとつです。転職の動機として、これ以上説明が必要なことは何もありません。

コツコツと仕事を積み上げたい

「人と話すより、資料を作っているときのほうが集中できる」「データを整理しているときが一番楽しい」——営業をしながらそう感じている人は、実は事務職に向いているサインかもしれません。

正確さが求められるコツコツとした作業は、事務職の中核です。「自分は営業向きじゃない」という気づきは、適性を見つけた瞬間でもあります。

本音をそのまま書くとNGな理由

本音が分かったら、次は「なぜそのまま言えないのか」を理解しておきましょう。ここを飛ばすと、例文をそのまま使っても面接で薄い答えになってしまいます。

面接官が転職理由で見ている3つのポイント

採用担当者が転職理由を聞くのは、「正直な理由」を知りたいからではありません。「この人はうちに来ても同じ理由で辞めないか」「事務職を長く続けられるか」を判断するための質問です。

具体的には、次の3点を見ています。

  • なぜ営業を離れたいのか(退職の理由)
  • なぜ事務職なのか(職種チェンジの根拠)
  • 長く続けられる人かどうか(定着性)

「ノルマが辛くて」だけだと、①は伝わりますが②③が欠けます。面接官の頭の中には「辛くなったらまた辞めるかも」という疑問が残ってしまうのです。

NG例とOK例の違い

本音をそのまま言うとどうなるか、実際の言葉で比べてみましょう。

本音(NG)面接向け(OK)
ノルマが辛すぎる正確さが求められる業務で力を発揮したい
外回りが体に堪える腰を据えてひとつの仕事を積み上げたい
残業が多くてしんどい安定した環境で長期的にキャリアを築きたい
人と話すのが得意じゃないデータ管理や資料作成に適性を感じている

重要なのは、嘘をつくことではなく「本音の裏側にある前向きな気持ち」を言葉にすることです。辛い→逃げたい、ではなく、辛い→自分に合った環境を探した、という流れで話せると一気に印象が変わります。

転職理由の書き方①:履歴書・職務経歴書向け(書き言葉)

ここからは実際の書き方に入ります。履歴書と面接では、同じ内容でも表現が変わります。まず書き言葉のルールを押さえましょう。書類は読み返されるものなので、構成の流れが特に大切です。

書き言葉の基本構成:理由→経験→志望動機への橋渡し

履歴書・職務経歴書の転職理由欄は、「なぜ辞めるか」だけで終わらせず、「なぜ事務職か」まで一文でつながるように書くのが基本です。

構成はシンプルに3段階です。

  1. 現職での経験・気づき(転職のきっかけ)
  2. 自分の適性・やりたいこと
  3. 事務職でどう活かすか(志望動機への橋渡し)

この流れを守るだけで、採用担当者が「なるほど」と読み進められる文章になります。逆に言うと、①だけで終わる文章は「不満を書いただけ」に見えてしまいます。

ノルマ・プレッシャーを言い換えた例文

営業職での数字プレッシャーを転職理由にする場合は、「辛かった」ではなく「適性を見つめ直した」という方向で書くのがポイントです。

「前職では法人営業として3年間、毎月の売上目標に向けて顧客開拓や提案活動に取り組んできました。業務を通じて、顧客データの集計・分析や提案資料の作成に特にやりがいを感じていることに気づきました。自分の強みを活かせる環境を考えた結果、正確さと継続性が求められる事務職でキャリアを積みたいと考え、転職を決意しました。」

「プレッシャーが辛い」という事実は言わずに、「資料作成・データ管理が好き」という前向きな気づきで話をつなげています。嘘ではなく、事実のどこを切り取るかを変えるだけです。

体力・外回りを言い換えた例文

外回りや体力的な負担を理由にする場合は、「疲れた」ではなく「デスクワークで力を発揮したい」という言い方に変換します。

「営業職として2年間、新規顧客開拓から既存顧客のフォローまで幅広く担当しました。業務を続ける中で、外出よりも社内でのデータ整理や書類作成に集中しているときに高いパフォーマンスが出ると感じるようになりました。自分の適性を活かせる働き方として、事務職を志望しています。」

外回りへの言及は避け、「デスクワークに適性がある」という肯定的な自己分析で締めるのが自然な流れです。

安定・ライフイベントを言い換えた例文

結婚・育児などライフイベントが理由の場合、「安定したいから」だけでは弱く見えます。「長く働くことで貢献したい」という意思とセットで伝えるのが効果的です。

「営業職として3年間勤務する中で、今後のライフプランを考えたとき、規則的な勤務時間の中で長期的にスキルを積み上げていける環境を求めるようになりました。事務職であれば、業務の安定性を活かしながら、専門性を継続的に高められると考え、転職を志望しました。」

「安定=楽をしたい」ではなく「安定=長く貢献できる」という読ませ方が大切です。この違いは採用担当者に伝わります。

スキルアップ・キャリアチェンジを言い換えた例文

「営業が嫌」ではなく「事務の仕事に興味が出てきた」というパターンで書くと、最も受け入れられやすくなります。

「前職の営業活動を通じて、見積書の作成や受注データの管理など、書類を正確に扱う業務にやりがいを感じるようになりました。ExcelやWord操作の経験を積む中でさらに専門性を高めたいと考え、事務職への転職を決意しました。」

営業経験の中で自然に事務の仕事に近いことをしていた、という流れは説得力があります。「未経験です」ではなく「営業でも似た仕事をしていた」と伝えることで、採用担当者の不安を先に消せます。

転職理由の書き方②:面接向け(話し言葉)

書類を通過したら、次は面接です。書いた内容をそのまま読み上げても「原稿を暗記してきた感」が出てしまいます。話し言葉に落とし込む構成と、実際に使えるパターン別の例文を見ていきましょう。

話し言葉での構成:結論→理由→今後の意欲

面接では、話の順番が書類と少し変わります。「結論(事務職に転職したいと決めた)→理由→今後どうしたいか」の3ステップが、面接官にとって一番聞きやすい流れです。

目安は1〜1分半。長すぎると「整理できていない人」という印象になります。話し終えたあと、面接官が「なぜ事務職なのか」を説明できる状態になっていれば合格ラインです。

ノルマ・プレッシャーのパターン別OK例文

面接で「ノルマが辛かった」とは言わず、「自分の強みを発揮できる環境を探した」という方向で話すと自然に聞こえます。

「前職では営業として3年間働いてきましたが、業務を振り返ったとき、顧客資料の作成やデータ集計の場面で一番力が出ていると感じていました。その経験から、正確さを活かせる事務職でキャリアを積みたいと考えるようになりました。入社後はまず業務の全体像を把握し、早期に戦力になれるよう努めたいと思っています。」

「営業が嫌」という言葉は一切出てきません。それでいて、なぜ転職するのかが自然に伝わります。話しながら「これは本心だ」と感じられる内容であることも重要です。

体力・外回りのパターン別OK例文

外回りの負荷を理由にする場合、「体が辛い」ではなく「デスクワークのほうがパフォーマンスが出る」という自己分析として伝えるのがコツです。

「営業として2年間、外回りを中心に働いてきました。業務を続ける中で、社内での資料作成や調整業務のほうに集中力が出ることに気づきました。今後は事務職として、正確な仕事でチームを支えるポジションを目指したいと考え、転職を決意しました。」

「気づきがあって動いた」という構造は、面接官に好印象を与えます。衝動的に辞めようとしているのではなく、考えた結果として転職している人だと伝わるからです。

ライフイベント・安定志向のパターン別OK例文

「安定したい」という理由は、そのまま言うと「楽をしたい」に聞こえてしまうことがあります。「長く貢献するための選択」として話すと印象が変わります。

「これまで営業として働いてきましたが、今後のキャリアを考えたとき、専門スキルを継続的に積み上げていける環境に移りたいと思うようになりました。事務職は業務の積み重ねが価値になる職種だと感じており、長期的に貢献できる働き方として転職を志望しました。」

ライフイベントが直接の理由であれば、「家庭の状況の変化もあり」という一言を自然に添える程度で十分です。詳細は聞かれてから答えれば問題ありません。

スキルアップ志向のパターン別OK例文

「事務の仕事に興味が出てきた」という前向きな転職理由は、面接で一番通りやすいパターンです。

「前職の営業業務の中で、見積書や提案資料の作成、売上データの集計を担当することが多く、この分野をもっと深めたいと感じるようになりました。PCスキルをさらに磨き、事務のプロフェッショナルとしてキャリアを積みたいという思いから、転職を決意しました。」

「やりたいことがある」という理由は、面接官に前向きな印象を与えます。ただし、あいまいな「スキルアップ」ではなく、「何のスキルを磨きたいのか」まで具体化しておくことが大切です。

営業経験は事務職でもアピールになる

「事務は未経験です」と自己紹介する前に、少し立ち止まってみてください。営業職の仕事には、実は事務職で使えるスキルが思いのほか多く含まれています。

事務で使える営業スキル一覧

営業経験を持つ人が事務職で強みになるのは、次のようなスキルです。

営業での経験事務職で活かせる場面
売上データの集計・管理Excel操作・数値管理
提案書・見積書の作成資料作成・文書処理
顧客への電話・メール対応電話・来客対応・ビジネスマナー
案件・スケジュール管理タスク管理・納期調整
社内外の調整・連携部門間コミュニケーション

「営業しかしてこなかった」と感じている人でも、こうして整理すると事務職と重なる部分がたくさんあることに気づくはずです。この棚卸しを面接前にしておくと、「未経験ですが…」という弱気な自己紹介をしなくて済みます。

「未経験です」より効果的な言い方

面接で「事務は未経験ですが」と最初に言ってしまうと、そこから説明の半分は「フォロー」になってしまいます。言い方を少し変えるだけで印象は大きく変わります。

たとえばこんな言い換えが使えます。

  • 「営業を通じてExcelは日常的に使っています」
  • 「提案書や見積書の作成は3年間担当してきました」
  • 「顧客対応で培ったビジネスマナーは即日活かせます」

「未経験です」は事実ですが、「だから不安です」とセットで伝える必要はありません。自分の経験をポジティブに言語化する練習は、面接対策の中で一番効いてきます。

転職理由と志望動機を一致させるコツ

転職理由がうまく書けても、志望動機と話がつながっていないと採用担当者に「何かを隠している?」と感じさせてしまいます。2つをひとつのストーリーにまとめる方法を整理します。

ストーリーをつなげる3ステップ

転職理由と志望動機を一本のストーリーにつなげるには、次の3ステップを意識します。

  1. 営業で気づいたこと(自分の強みや適性)
  2. そこから考えた次のステップ(なぜ事務職か)
  3. この会社でやりたいこと(志望動機)

①→②→③が自然につながれば、面接官は「なるほど、この流れで転職するのか」と理解できます。①が転職理由で、③が志望動機です。②がその橋渡しになります。この②を飛ばすと、転職理由と志望動機がバラバラに見えてしまいます。

一致していない場合に起こるミスと直し方

よくある失敗は、「転職理由:ノルマが辛かった」「志望動機:御社の雰囲気に魅力を感じました」という組み合わせです。この2つは話がつながっていません。

面接官の頭には「なぜ雰囲気がいい会社に事務職で入りたいの?」という疑問が残ります。転職理由・志望動機・将来像の3つは、同じ軸でつながっているかどうかを必ず確認してください。

直し方はシンプルです。転職理由を書いたら、「だから、この仕事がしたい」と続けてみてください。そこに続く言葉が志望動機です。スムーズにつながらないなら、どちらかがズレているサインです。

事務職転職で知っておきたいこと

転職理由と例文が準備できたら、次は転職活動そのものの見通しを立てましょう。事務職への転職には、知っておくと動きやすくなる情報がいくつかあります。

事務職は応募が集まりやすい

事務職は人気の職種です。求人数に対して応募者が多く、書類選考の段階で競争が起きやすい傾向があります。「未経験歓迎」と書いてある求人でも、経験者が応募してくることは珍しくありません。

だからこそ、「なぜ事務職なのか」を具体的に伝えられる人が有利になります。転職理由をきちんと準備することは、倍率の高い事務職採用を突破するための直接的な武器になります。

20代と30代以上で難易度が変わる

事務職への転職は、年齢によってアピールの方向を変える必要があります。20代は「ポテンシャル採用」が通用するので、やる気とスキルの成長意欲を前面に出すのが効果的です。

30代以上の場合は、ポテンシャルより「すぐに使えるスキルがあること」を示すほうが評価されやすくなります。営業経験から具体的にどんなスキルを持っているか、先に整理しておきましょう。

転職エージェントを使うメリット

転職エージェントは求人を紹介するだけのサービスではありません。転職理由の言語化や志望動機の書き方を、プロの目線でフィードバックしてもらえる点が大きなメリットです。

「自分で書いたけれど、これで合っているか不安」という人には特に向いています。書類添削・面接対策まで無料で使えるエージェントがほとんどなので、一人で悩むより相談してしまったほうが早い場合がほとんどです。

おすすめ転職エージェント3選

営業から事務職への転職を進めるうえで相談しやすいエージェントを3つ紹介します。それぞれに強みが異なるので、自分の状況に合わせて選んでみてください。

リクルートエージェント

業界最大手で、事務職の求人数が圧倒的に多いのが特徴です。公開・非公開合わせた求人数は国内トップクラスで、希望条件が細かい人ほどマッチングの精度が高くなります。

キャリアアドバイザーの対応がビジネスライクな分、スピード感を持って転職活動を進めたい人に向いています。面接対策ツールも充実しており、転職理由の書き方についても具体的なアドバイスをもらいやすいのが利点です。

doda

求人の幅が広く、事務職専任のアドバイザーが在籍しているエージェントです。転職者の満足度調査でも上位に入ることが多く、サポートの丁寧さに定評があります。

未経験から事務職を目指す人への対応実績も豊富です。「どんな事務職が自分に合っているか分からない」という段階から相談できるのがdodaの使いやすさで、営業事務・一般事務・経理事務の違いなども整理しながら話を進めてもらえます。

マイナビエージェント

20代・第二新卒の転職支援に力を入れているエージェントです。特に「初めての転職活動で何から始めればいいか分からない」という人に向けた丁寧なサポートが特徴です。

履歴書・職務経歴書の添削が特に手厚いと評判で、転職理由の書き方から志望動機の磨き方まで、一緒に考えてもらえる安心感があります。転職活動の経験が少ない人ほど、最初の一社として選びやすいエージェントです。

まとめ:準備した言葉で自信を持って転職活動へ

営業から事務職への転職で一番大切なのは、本音を隠すことではなく、本音の奥にある前向きな気持ちを言葉にすることです。「辛かった」という事実はそのままで、そこから「何に気づいたか」「だから何をしたいか」を加えるだけで、転職理由は大きく変わります。

履歴書の書き言葉と面接の話し言葉は構成が少し違いますが、伝えるべき中身は同じです。転職理由・志望動機・将来像の3つが一本のストーリーでつながっていれば、面接官の納得感は自然とついてきます。

まず自分の本音を整理して、それをこの記事の型に当てはめてみてください。言葉が決まれば、一歩目は思ったより軽くなります。

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